アート哲学・糸崎公朗blog3.2

写真家・美術家の糸崎公朗がアートと哲学について語ります

2015-04-14から1日間の記事一覧

共同作業と参与

誰にでも共通していることは、人は誰でもいつかは死ぬ、と言うことです。人間の自然的感受性は、暑いとか寒いとか空腹であるとか痛いとかなど、は「死」に向いています。共同体としての人間の中心に「死」があり、その辺縁が個人個人の生なのでしょうか? 目…

アーティストと地点

これからアーティストになろうとする人も、アーティストととしてある程度キャリアを積んできた人も、それぞれの「地点」に立っています。そこで必要なのは、その地点が何なのかという自分の位置確認です。それは動物が生きる上で必要なことです。 動物にとっ…

辺縁と共同体

精神とは何か?人間の精神は共同体の産物です。精神は言葉の産物であり、言葉とは共同体の産物だからです。いや、産物なのではなく、言葉とは共同体そのものであり、従って各個人の精神も共同体そのものではないでしょうか? 個人とはすなわち共同体ではない…

群体と機能分化

ブドウ、イチゴ、キャベツの収穫マシンの動画です。 まるで、それぞれを専門に食べる動物のようですが、つまりこれらは人間という動物の「口」なのです。人間の食べるための口が、機械として具現化されています。 これは何を意味するかと言えば、人間は生物…