アート哲学・糸崎公朗blog3.2

写真家・美術家の糸崎公朗がアートと哲学について語ります

アリストテレス『形而上学』抜き書き

我々が求めているもの「知恵」の名前はまさにこの同じ学に与えられる。即ちそれは第一の原理を研究する理論的な学であらねばならない。というのは善といい目的というのも原因の一種だからである。#アリストテレス 形而上学

 

ところで、この知恵は制作的(ポイエーテイケー)ではない。#アリストテレス 形而上学

 

人間の自然(本性)は多くの点で奴隷的であり従って詩人シモニデスによれば「一人神のみこの特権を有すべし」であって、人間が自らの分に応じた認識を求めるをもって足れりとしないのは越権の沙汰と考えられる。#アリストテレス 形而上学


すなわち(単なる生活のためのみにではなく)安泰な暮らしや楽しい暇つぶしにも必要なあらゆるものがほとんど全く具備された時に初めてあのようや思慮(知恵)が求められ出したのである。#アリストテレス 形而上学

 

実体、本質、原理。質料、基体。始動因としての原理。善、目的。