アート哲学・糸崎公朗blog3.2

写真家・美術家の糸崎公朗がアートと哲学について語ります

現象と現実感

例えば白土三平忍者武芸帳』で主人公の重太郎は敵に左腕を切り落とされますが、次に登場した時は片手だけで刀を振るい何事もなかったような強さを発揮していたのでした。

つまり健常者が障害を負うとその事の「現実感」が増大しますが、真の意味での剣の達人はこれを「現象」と捉え乗り越えるのです。

忍者武芸帳 - Wikipedia