アート哲学・糸崎公朗blog3.2

写真家・美術家の糸崎公朗がアートと哲学について語ります

2014-12-06から1日間の記事一覧

経験と説明

あらゆる理論が無意味なのでは無く、具体性に属さない空論が無意味なのです。科学理論は、具体性に属し、実際への的中を示すからこそ意味があるのです。哲学もまた同じです。 抽象的と思える理論も、実は具体性に属しています。どれほど抽象的な理論であって…

賢者と鏡

真に優れた人間は人々から憎まれます。真に優れた人間は、愚かな人間の愚かさを映し出す鏡だからです。鏡が無ければ、愚かな人は愚かな自分と対面することはありません。愚かな人は、自分が愚かであることを忘れさせてくれる他者を求めます。 優れた人を装う…

第40回芸術分析塾ラカン 12月06日(土)予告

第40回芸術分析塾ラカン 12月06日(土)予告 【ニュース】 授業でやったマニエリズムのアーティストの作品を見に行きます。巨匠ロッソ・フィオレンティーノ、そしてアンドレア・デル・サルトの作品です。上野の東京都美術館で開催の『ウフィツィ美術館…