アート哲学・糸崎公朗blog3.2

写真家・美術家の糸崎公朗がアートと哲学について語ります

2016-09-01から1ヶ月間の記事一覧

芸術と知ったかぶり

自分が芸術を認識できないことを恐れる必要はなく、ただ芸術とはなんであるかの実データを蓄積すれば、それは自ずと理解できてくる。しかし多くの人は自分が知らないということを過度に恐れ、知ったかぶりをするのである。 芸術について知ったかぶりをするの…

芸術とキノコ

人はなぜ芸術を錯誤するのか?と言えば、まず「芸術」とはその人が理解する以前に、客観的に現象している。例えば「ネコ」と言うものは、その人が「ネコとはこう言うもの」と勝手に思い込む以前に、客観として現象している。人が認識するとは、客観的にすで…

デュシャンのフォトモ

世界で最初に「フォトモ」を作ったのは誰か?と言えば、私が確認した限りではマルセル・デュシャン(Marcel Duchamp、1887- 1968年)なのです。デュシャンは1941年より「トランクの中の箱」(La Boîte-en-valise)というマルチプル(量産芸術)を販売し始め…

『逆三角関係展Vol.26』9月8日(木)開催のお知らせ

9月8日(木)に開催の『逆三角関係展Vol.26』のお知らせです。隔週木曜日に新宿の「竹林閣」で開催する、一日展シリーズの26回目です。http://gyaku-sankaku.zombie.jp/kitaibunshi/今回はゲストアーティストに花牟禮有基さんと柳川たみさんを迎え、レギュラー…