アート哲学・糸崎公朗blog3.2

写真家・美術家の糸崎公朗がアートと哲学について語ります

6月21日(土)開催 糸崎公朗の岡本太郎批判講座

糸崎公朗岡本太郎批判講座(全5回)4
10:00〜12:00
岡本太郎の代表的著作で、『今日の芸術』を読みながら、分析して討論します。

場所:竹林閣(東京都新宿区新宿5-14-3 有恒ビル6F)

http://chikurinkaku.jimdo.com/%E7%AB%B9%E6%9E%97%E9%96%A3%E3%81%AE%E5%9C%B0%E5%9B%B3/

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画像検索で、岡本太郎の子供時代の写真を見つけました。
左側は母親の岡本かの子で、何か居直ったような表情をしています。
右側のすましたような顔をしてるのが、父親で漫画家の岡本一平です。
その真ん中で、呆然としたような顔をしている子供が、岡本太郎です。

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こちらは岡本かの子岡本太郎が並んだ写真。
何とも言えないスゴイ表情のお母さんのとなりで、息子の太郎は矢張り呆然としたような顔をしています。

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こちらは岡本かのこ自筆の書簡です。
ぼくは先月、静岡市美術館に展示中の、岡本かの子自筆の書簡を見てそのあまりの見事さに仰天したのでした。
この書のテンションの高さは尋常ではなく、芸術として非常に優れているように思えます。
五島美術館に展示してあった、国宝の源氏物語絵巻の書に匹敵するのではないかと、画像を見るだけでも感動します。
ある程度の教養と熟練と精神性の高さがなければ、こんな書は書けないはずです。
子供にとっては、色んな意味でかなり大変なお母さんだったのかも知れません。
果たして岡本太郎の芸術は、お母さんの書と比較して、どのようなものだと言えるのでしょうか?
読書を通じて、その当たりのことを一緒に考えていこうと思っています。

参加希望の方は糸崎メール(itozaki.kimio@gmail.com)、もしくは糸崎携帯電話(808-3605-5912)、までお願いします。
受講料は1コマ2000円ですが「彦坂塾」を含むほかの授業と合わせて受講すれば、2コマ3000円、3コマ4000円、4コマ5000円、になります。