アート哲学・糸崎公朗blog3.2

写真家・美術家の糸崎公朗がアートと哲学について語ります

伝統と旧い人

●頭が旧い人は他人の話を聞きません。例えば「芸術は新しくなければならない」と主張しながら伝統に回帰することの重要性に耳を貸さない人は頭が旧いのです。新しいようで本質的に旧い作品はいくらでもあります。なぜなら人は生物学的に根拠を持つ古さを抱えており、それを克服する方法が伝統なのです。


ボノボ〔ピグミーチンパンジー〕の驚く能力! - YouTube

●2000年にNHKで放映された類人猿ボノボに言葉を教える実験の番組です。これ見て分かったのですが人間は野生動物だったのです!野生動物である人間にさまざまな知識や道具の使い方を教えているのです。武器を与えれば戦争になるのは当たり前です!

昆虫を観察していると人間と歴然と違う面と動物としての共通点が見えてきます。しかし犬や猫、猿など高等動物について、人間との違いがどうもぼくには分からないでいたのです。しかしあらためて気付いたのは、人間そのものが実は「野生動物」で、それは昔から現在に至るまで変わらないということです。

路上ネイチャー協会」ブログは最近更新してないですが都市環境に適応した野生動物を撮ってます。都会に棲んでいようと野生動物はは自らの「野生」に従って生きています。そして現代の都会人も、実は都会に適応した野生動物ではないかとふと思った次第です。