アート哲学・糸崎公朗blog3.2

写真家・美術家の糸崎公朗がアートと哲学について語ります

人間と野生動物


ボノボ〔ピグミーチンパンジー〕の驚く能力! - YouTube


ボノボという類人猿は野生状態では言語は使いませんが、飼育し人間と一緒に生活することで、言語を覚えさせることができます。しかしどのボノボにも言語を教えることは出来ず個体差があります。一方、野生状態のヒトは哲学的思考はしませんが、これを教えてマスターさせることが可能でその能力にも個体差があります。

犬や猫や猿などの利口な仕草を見て、なんと人間にソックリなのかと不思議な気でいましたが逆でした!実は人間こそが野生動物で、その点で犬や猫や猿などと全く同じなのです!都会人は都会に適応した野生動物で、都会のスズメやカラスと同じです!もちろん糸崎公朗さんも野生動物です、ウホッホ‼︎

ボノボは利口な類人猿で、人の言葉を覚えることができ、言葉の指示によって家事手伝いなど複雑な作業をさせることも可能です。ふと想像したのは、ボノボに銃を持たせ兵士として訓練する恐ろしい光景です。しかしボノボは霊長類では例外的に暴力を好まない種で実現出来ないプランです。だが人間は違う!

人間は野生動物です。野生動物に接する時は注意が必要です。他人はもちろん「自分」に対しても、です。世間にも、社会に対しても、です。

法律とはなんでしょう?基本的には、自然界に存在する「野生の掟」と同一です。人間は野生動物なのです。

「人間は野生動物で都会人は都会に適応した野生動物だ」という説にとって最重要なのは「何よりもまず自分がそうだ」という認識です。「自分は違うがそれ以外の他人は野生動物なのだ」という認識こそが「人間としての野生」の現れで、トンデモ本を笑い飛ばす「と学会」が陥った状況がそれなのです。