アート哲学・糸崎公朗blog3.2

写真家・美術家の糸崎公朗がアートと哲学について語ります

逃亡と絵画

9月6日に開催された「彦坂尚嘉主催 芸術分析塾ラカン」では水彩画の実技もありまして、私も絵を描きました。
実は、私は学校の勉強が苦手で美大に逃げ、しかし絵が苦手だったので写真へと逃げ、写真も苦手だったのでフォトモに逃げ…と逃亡の人生を歩んできたのですが、いよいよここで追い詰められて、絵を描くことになったのでした。
いや、実のところ芸術家たるもの何でも出来て一人前で、立体も絵も両方で来て当たり前の世界ではあるのです。
と言うわけて描いた絵ですが、我ながら「描くことへの怯え」が現れていて、却って味わい深いものになっているのではないかと思うのです(笑)。