アート哲学・糸崎公朗blog3.2

写真家・美術家の糸崎公朗がアートと哲学について語ります

第42回芸術分析塾ラカン 12月20日(土)予告

ラカン《ノーネイム》


第42回 彦坂尚嘉主宰:芸術分析塾ラカン 

 


12月20日(土)予告:今年の最終は27日の授業です。ですが忘年会は今週と来週、ささやかにワインを用意してやりますのでご参加ください。

 

 




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【ニュース】
 12月20日(土)には、東京国立近代美術館の『高松次郎ミステリーズ』『奈良原一高 王国』、さらに常設展示を見に行きます。

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12時に竹林閣集合です。現地で合流も可です。参加費1000円です。
17時30分までに竹林閣に戻ります。
その後は、竹林閣で授業です。味覚の授業では軽い忘年会でワインを用意しています。
希望者は、早めにご連絡ください。ふるって、ご参加ください。


ですので、13時からの授業と、15時からの授業がお休みになります。


【塾の紹介】は、後ろにあります。


 


1時限目:朝 10:00~12:00


《個人のための芸術分析ワークショップ》


個人授業で、その人の作品を分析します。作家と言うのは、その作家の人格にあった作品を作っていきます。ですから、自分の人格と、作品を、まずは、きちんと自覚して、どうするかを考えなければなりません。優秀な能力や才能のある人ほど、悩みもあって、自信を無くしているものです。そう言う人を対象にしています。芸術分析をして、そのアーティストを励ましていくのが、目的です。詳しい内容は、《個人のための芸術分析ワークショップ》という記事で読んでください。

12時竹林閣に集合
12月20日(土)には、東京国立近代美術館の『高松次郎ミステリーズ』『奈良原一高 王国』、さらに常設展示を見に行きます。
12時に竹林閣集合です。現地で合流も可です。参加費1000円です。
17時30分までに竹林閣に戻ります。その後は、竹林閣で忘年会で、彦坂尚嘉の特別授業「芸術が理解されない日本の中で、どのように制作するのか?」。ワイン、
希望者は、早めにご連絡ください。ふるって、ご参加ください。

希望者は、早めにご連絡ください。



4時限:夕方 18:00~19:30


20世紀日本美術史 1950年代
『20世紀日本美術史』4回目です。

1950年代『‪山下菊二‬と戦後日本のシュールリアリズム』


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戦中から戦後にかけて、特異なシュルリアリズム絵画を描き続けた‪山下菊二‬を取り上げます。山下はヨーロッパで高く評価されている画家です。それは山下菊二が、日本の美術家で《文明》の作品を作っていたからです。その意味でも、非常に重要な作家です。

戦前にシュールリアリズムを輸入したのは福沢一朗でしたが、その弟子の‪山下菊二‬は、そのコラージュ絵画を徹底的に展開した人物でした。ダリやエルンストのシュールリアリズム絵画は、様態が《絶対零度》なのですが、山下菊二の絵画は《気体》でした。その意味で、山下菊二の絵画は独創性があったのです。

山下菊二の絵画は、《想像界》《象徴界》《現実界》《サントーム》《ディープミステリ》《越境》の6界があります。ただし《ノーネイム》はありません。こうした多界性でも、ダリ、エルンストなどのシュールリアリストを越えた巨匠でありました。

5時限:夜 19:40~21:30


第10回自家製パン(ドイツパン他)
鎌倉KIBIYAベーカリーの天然酵母パン、鎌倉紀伊國屋ブランドパン。湘南藤沢の手作りパンNOLAN。湘南

今回は、彦坂・糸崎が普段に食べている超一流の湘南の手作りパンを食べる会です。KIBIYAやNOLANは、芸術の領域に入っています。それと普通のお店のパンの比較です。普通の美味しそうなパン屋さんは《第6次元 自然領域》のものが大半です。

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【塾の紹介】


制作には、ファーストとスローがあります。
想像界》だけの人格の人には、ファースト制作が向いています。ファースト制作が向いているひとは、自分の思うままに作れば良いことで、この芸術分析塾は、向いていません。

象徴界》のある人は、スローの制作が向いています。スローーの制作は、息の長い制作です。
ほとんどの美術作品は自分勝手に見て、自分勝手に制作しても、実は判断を間違えるものです。芸術を成立させている要素は、実は歴史的なものだからです。

 日本の美術史は、繰り返し、外部から影響を取り込んで展開してきました。江戸時代までは、歴史がゆっくりと流れたので、外国からの影響を咀嚼して、日本で奇なるものに昇華していく時間がありました。ところが明治からは、ヨーロッパ美術の影響なので、巧く輸入が出来ずに、まちがえていきます。さらに第2次世界大戦の後は、アメリカからの影響で、そこには心理的な屈折と、そしてその歴史的展開の早さ故に、良く分からないと言う状態になっていきした。

 そのために日本という国の品格と言う形成が出来なくなって、レベルの悪い現代美術が氾濫して行きました。そしてその悪さや《野蛮》さが、日本美術であると言うことになります。

 そして情報革命です。1991年以降のグローバリゼーションになると、現代アートは《野蛮》であれば良いと言う状態になっていったのです。そういう中で、もう一度日本美術をゆっくりと、しっかりと組み立てる努力をしていくのがこの芸術分析塾です。

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芸術分析塾ラカン

一般社団法人 TOURI ASSOCIATION


 竹林閣:東京都新宿区新宿5-14-3 有恒ビル6F


※有恒ビルの1Fには「鍵の救急車」がある。


申込・問い合わせ(080−3605−5912 糸崎公朗 
E-mail:itozaki.kimio@gmail.com 

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「竹林閣(新宿三丁目)への道順」 新宿三丁目駅下車(地下鉄は、副都心線丸ノ内線、都営新宿線の3本があります。) 参加費 1コマ2000円、2 コマ3000円、3コマ4000・・・です。