アート哲学・糸崎公朗blog3.2

写真家・美術家の糸崎公朗がアートと哲学について語ります

素朴なトラと素朴な人

野生のトラは、素朴に人間を餌とみなして襲ってくるから怖いのです。野生のクマは、素朴に人間を子グマの敵とみなして襲ってくるから怖いのです。同様に素朴な人間は怖く、自分の中の素朴さも怖いのです。

すなわち世界は、自然的態度から出発すればまったく分かりきったものとして与えられている、そのあり方と理解する。すはわち、相対的な与えられ方を絶えず変更しながら、存在する事物の世界が眼前に与えられている事として理解する。#フッサール

我々は人間の生活世界の一般的な「地盤」としての「生活世界」だけに一貫した理論的な関心を向け、しかもこの一般的な「地盤」としての機能がどのようにしてこの生活世界に固有なのかという、その仕方に心を向ける事によって我々の新しい道を始めよう。#フッサール

見る場合において見られたものそれ自体は、触れる場合において触れられたものとは違ったものである。それにもかかわらず、私はそれを同じものだと言っている。#フッサール