アート哲学・糸崎公朗blog3.2

写真家・美術家の糸崎公朗がアートと哲学について語ります

占いと認識

認識とは基本的に「占い」と「的中」です。人は誰もが常に占いを立て、的中させたり、外したりしています。あるいは多くの人が自分の占いに自信を持って当たっていると信じ、その実ことごとく外しています。私の占いも外しまくりです。目の前にあるものの良し悪しの判断=占いも、ことごとく外します。

自分は常に「占い」をして、それがことごとく「的中」せずに外れている。この「外れ」について十分に意識しなければ、「占いをどのように的中されるのか?」という問題に思い当たることがありません。

当てずっぽうに、デタラメに占っているだけでは、的中させることはできません。たとえ的中したとしても、占い方がデタラメであるならそれは「まぐれ」でしかありません。占いを的中させるには、きちんとした「方法」と「手順」を知る必要があります。つまりそれが現象学です。