アート哲学・糸崎公朗blog3.2

写真家・美術家の糸崎公朗がアートと哲学について語ります

還元主義で帰納法

ウィキペディアマルクスの項目読みかけてますが、まずはめちゃくちゃエリートなのに驚きます(笑)

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%9E%E3%83%AB%E3%82%AF%E3%82%B9

マルクス唯物史観も改めて読むと独自の考えで驚きます。

しかもフッサール的に言えば全く的中しておらず、デカルトの血液循環理論と同じです。

デカルトは『方法序説』の後半で、血液の循環は熱による液体の膨張によって起きるという仮説を詳細に論じてますが、今ではまったくの間違いであることが判明しています。

少しでもフッサールを理解したことで、現象学との比較で、マルクスなど別の考えもより理解できるようになってきます。https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%94%AF%E7%89%A9%E5%8F%B2%E8%A6%B3

マルクス唯物史観を改めて知ると、演繹法は間違いが多く、私の「非人称芸術」もそうであったと反省させられます。

フッサール現象学は還元主義でありながら帰納法である点がまさに画期的なのです。