アート哲学・糸崎公朗blog3.2

写真家・美術家の糸崎公朗がアートと哲学について語ります

2023-01-01から1年間の記事一覧

サイエンスフィクションと現象学

フッサールの『現象学の理念』を久々に再読したんですが、もう10年以上前に読み始めて、それで何年かかけていちおう現象学は分かったといえる地点まで来たんですけど、もちろん「分かった」といっても「分かる」ことに限界はなく、繰り返し読む価値があるん…

子供の哲学・フッサールの存在を信じて疑わない現象学・竹田青嗣『新・哲学入門』

最近、また哲学の入門書の研究をしようと思って、竹田青嗣先生の『新・哲学入門』(講談社現代新書)という本の、冒頭の第1章だけ読んでみたんですけども、私が考える哲学というものとずいぶん違うんですね。 新・哲学入門 (講談社現代新書) 作者:竹田青嗣 …

フッサールの存在を疑わない現象学

最近、また哲学の入門書の研究をしようと思って、竹田青嗣先生の『新哲学入門』という講談社現代新書で去年出たのかな、その冒頭の第1章だけ読んでみたんですけども、私が考える哲学というものとずいぶん違うんですね。 まあ違うだろうということは分かって…

開放系の論理と 閉鎖系の論理

youtu.be 「開放系」「閉鎖系」という言葉自体、私はその昔フラクタル理論の本で学んだんですね。 伝統的なというか、古い時代の科学というのは実験室で行う、その意味で言うと閉鎖系の科学なんですけども、新しい時代の複雑系科学というのは実験室ではなく…