2016-07-01から1ヶ月間の記事一覧
さて、私はかなり久しぶりにフォトモの作品集を出すことになりまして、従ってそのためのテキストも書かなければなりません。と言うわけで、ちょっと下書きをしてみます。 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ フォトモは「平面」である写真を「立体」に加工した表…
彦坂尚嘉先生主催の『芸術分析塾ラカン』のお知らせです。私も18:00より写真史の授業をやります。 【急告:場所変更】明日(7月21日)の芸術分析塾ラカンの朝一番の授業は、新宿を取り消して、藤沢のアトリエで10:00行います。夜の6:00は、新宿…
「生長の家」創始者、谷口雅春の主著『生命の真相』の冒頭だけ読む機会がありましたが「万物と和解せよ」と書いてあり、実に私は多くの人と敵対しており和解しなければなりません。私は誰と敵対しているのかといえば、それは世間であり、私は世間から浮いた…
すでに告知しておりますが静岡市美術館にて、7月23日(土)、30日(土) の2日間の日程で、『“フォトモ”で再現 静岡の“まちかど”』というワークショップを行います。申し込みは前日の7月22日(金)まで、下記の電話で受け付けております。054-221-1049(静…
『善の研究』で西田幾多郎は、善とは理想の実現である、と説いていますが、しかし多くの人は様々な理由で理想をあきらめ、理想そのものを忘れ去っているのです。プラトンの想起説によれば人間は様々な事柄を忘却しているのであり、自分は何を理想としていた…
科学が進歩して世の中が進歩しても、戦争が無くならないのはなぜでしょうか?ふと気付いたのですが、それは人は人を嫌うことを本質としているからではないでしょうか? 人はさまざまなものを分けますが、分けることは即ち認識です。人は生存のために「食べら…
プラトーは有名なる『共和国』において人心の組織を国家の組織と同一視し、理性に統御せられた状態が国家においても個人においても最上の善といっている。#西田幾多郎 善の研究 「世界は矛盾に満ちている」という言い方がありますが、我々はどこまで辻褄の合…
『“フォトモ”で再現 静岡の“まちかど”』というワークショップを、7月23日(土)、30日(土) の2日間の日程で、行います。場所は静岡市美術館のワークショップ室です。時間は、午前10時から午後4時です。対象は、中学生以上。申し込みは電話にて054-221-1049…
*彦坂尚嘉先生が体調不良に付き竹林閣に来られないため、17時から30分間スカイプで授業をします。 *それ以外の時間帯は、糸崎公朗が新宿で授業を担当します。__ ■昼の部 *13時より、新宿界隈の写真展巡りをします。 Jacob (Red Blueberry), c-print, 2015…
人は誰でも邪悪さを秘めています。邪悪さとは自然性であり、人は誰でも邪悪としての自然性を秘めているのです。 自然性とは部分性です。生物の認識は種ごとの本能によって規制され、つまりは部分的だと言えるのです。人間の善性は、生物としての部分性を克服…
*一般に、悪事を働くことの楽しみ、悪事に加担することの楽しみ、というものは確かに存在します。一つには、自分が悪事を働くことで誰かが不幸になり、それによって自分が優位に立てるという、快感による楽しみです。 あるいは悪を為すことは共同体への裏切…
西田幾多郎によると「善」とは理想の追求であり、幸福の追求ですが、逆に「悪」とは何かを考えると、それは理想の断念、幸福の断念で、ほどほどのところで満足し、その「ほどほど」に執着しこれを死守することにあると言えます。 幸福と快楽は違うものである…