アート哲学・糸崎公朗blog3.2

写真家・美術家の糸崎公朗がアートと哲学について語ります

2022-01-01から1年間の記事一覧

イデオロギーの抽象化

最近の私は「宗教の抽象化」ということを述べてますけども、それ以前にね、そもそもイデオロギーというもの自体を抽象化しなければならないというふうにして、改めて思ったんですね。 そもそもで言うと、イデオロギーというものは具象的なものなんですよ。 …

言語とは翻訳である

">前回は聖書を引き合いにして、全ては言語であるという話をしましたね。 youtu.be ">新約聖書のヨハネの福音書ですね。で、もう一回ね冒頭を読んでみますけども、 初めに言葉があった。言葉は神と共にあった。この言葉は神と共にあった。万物は言葉によって…

言語の普遍性

人間の特徴として「人間は言語を話す」という点を挙げ、それが他の動物とは違うのだとすると、それは「言語の普遍性」ではなく「言語の特殊性」を述べたことになります。 youtu.be ところが『新約聖書』の「ヨハネによる福音書」第一章の書き出しは、下記の…

芸術の時代と、芸術ではない時代

芸術の時代と芸術ではない時代 昨日ね、長野の小布施町の北斎館、葛飾北斎の美術館ですね、実家に帰省するたびにそこ観に行くんですけども、素晴らしい北斎の作品が展示してありまして、それでとにかく全然見たことない作品が並んでましたね。 youtu.be 北斎…

権力としての哲学

そもそもですね、現代の我々というのは私もそうですけども、私に限らず左翼の毒に侵されているとね、そういう風に思う訳ですよ。 youtu.be ですからその左翼の毒抜きをしなきゃいけないと言う風にして思う訳ですよね。 でその意味で言うと、そもそも文明とい…