アート哲学・糸崎公朗blog3.2

写真家・美術家の糸崎公朗がアートと哲学について語ります

2019-01-01から1年間の記事一覧

相争う哲学的見解を超えて怒りを鎮める方法

*こちらの動画の文字起こしです。糸崎公朗です。 今回もこの『ブッダのことば』なんですけども、これを私は再びちょっとずつ、かみしめながら、よく考えながら、吟味しながら、読んでいこうとしてるわけなんです。 ブッダのことば―スッタニパータ (岩波文庫…

顕教と密教

以下、空海の『三教指帰』(さんごうしいき)を読んで連続tweetしたまとめです。 空海「三教指帰」―ビギナーズ日本の思想 (角川ソフィア文庫) 作者: 加藤純隆,加藤精一 出版社/メーカー: 角川学芸出版 発売日: 2007/09/22 メディア: 文庫 購入: 1人 クリック…

ダニエル・カーネマン『ファスト&スロー』読みながらtweet

誰のアドバイスも信用できない。なぜなら誰の判断にもバイアスがかかって間違っているからである。では自分の判断はどうか?と言えばこれもバイアスがかかって間違ってる。ではバイアスを取り除いた判断はどのようにすれば良いのか?判断、つまり未来の予測…

休息と暇つぶし(ニーチェ『ツァラトゥストラ』読みながらTweet)

哲学とは先ずなりより学ぶものであるが、自分なりに学ばなければそれは哲学にならない。つまり学校の勉強のように哲学について「皆と同じこと」を学ぶのを哲学とは言わない。 哲学の本質の一つは「変容」であり、例えばニーチェの哲学にしてもニーチェの意図…

芸術と芸術の出来損ない

言語と現実は結びついている。と言った場合、二つの立場が考えられる。一つは「まず言語が先にあって、それによって現実が立ち現れる」とする立場。もう一つは、「まず現実があって、そこに言語を当てはめている」とする立場である。そして私の「非人称芸術…

無意識とクリエイティビティ

クリエイティビティとは本質的に無意識の作用で、無意識の作用とは「動き」です。 この逆に「動きがない」のは言葉の丸写し、文章なら丸写しで、そのには無意識が作用する余地がありません。 そして言葉の要約、文章の要約にも、無意識の作用はありません。 …

2019明けましておめでとうございます!

すいません、遅くなってしまいましたが、新年明けましておめでとうございます。 2019年もよろしくお願いいたします。 実はご挨拶が遅れてしまったのには理由があって、昨年末からYouTuberを始めまして、そうしたらそっちに軸足が移ってしまったのです。 ブロ…