アート哲学・糸崎公朗blog3.2

写真家・美術家の糸崎公朗がアートと哲学について語ります

日本人と文明

●子供の頃から自分は他人より劣っていると思い続けて来たが、実のところ日本人そのものが劣っていたのだ、と言うことが3.11以降明らかになった。

いや、そもそも人間そのものが愚かなのだが、日本人には固有の愚かさがあり、自分もそれに巻き込まれていた、と言える。

 

●文明化するとは飼い慣らされることである。

飼い慣らされること自体は、実は屈辱ではなく、問題は「誰」に仕えるかと言うことであり、「小さな自分」に仕えて自然のままに振る舞うことの方が、よっぽど屈辱的なのだ。