アート哲学・糸崎公朗blog3.2

写真家・美術家の糸崎公朗がアートと哲学について語ります

人と人でないもの

気晴らしをすると寿命が縮まります。気晴らしの間、その人の精神は生きながらにして死んでいるのです。

人間の幸福は他人の不幸の上に成り立っています。いやそれどころか、人間の生存自体が他人の不幸の上に成立しているのです。そうでなくては、どうして人間は食物を得ることができるのでしょうか?この根源的罪を覆い隠すため、人は人と人でないものの間に境界線を設けようとするのです。