アート哲学・糸崎公朗blog3.2

写真家・美術家の糸崎公朗がアートと哲学について語ります

2015-04-04から1日間の記事一覧

他者と鏡

人間同士の争いはなぜ生じるのでしょうか?自分と他人との争いを真横から見ると、それは他人同士の争いになります。 事実を指摘すると、指摘された人は怒ります。誰にとっても明らかで、本人も自覚している事実に対し、それを言葉で指摘すると怒る人がいるの…

他者と光

私にとって本来最初の他なるもの(最初の私でないもの)は他我である。そしてその他我が他の新しい無限の領域、即ち全ての他我と私自身を含む客観的世界一般との構成を可能にするのである。 フッサール『デカルト的省察』 世界に存在するあらゆる「それが何…

偏見と記憶

認識の大半は実は記憶でできています。例えば、目の前の歯ブラシを認識するとき、私は歯ブラシについての様々な記憶と共に、それを認識します。歯を磨いている私は、隣の部屋に家族がいることを認識しています。直接目では見ていなくとも、様々な記憶と関係…

第56回彦坂ITOSAKI塾 4月04日(土)のお知らせ

第56回彦坂ITOSAKI塾 2015/04/01(Wed)14:27 第56回彦坂ITOSAKI塾4月04日(土)【ニュース】●4月2日(木)の藤沢教室は、横須賀にアメリカ空母と、日本の旧軍艦の三笠を見に行きます。●《個人のための芸術分析ワークショップ》は、通算4人を終えて、5人目は4…