アート哲学・糸崎公朗blog3.2

写真家・美術家の糸崎公朗がアートと哲学について語ります

運命と固定観念

多くの人は運命的な生き方をせず、固定概念によって運命を拒絶します。大抵の場合、興味が無い、嫌い、不安、などの理由をつけ自分に巡って来た運命的な出会い、運命的なチャンスに乗らず、これをやり過ごしてしまうのです。つまりその様な人は、自分に関して何も起きないことを願っているのです。

常に運命のアンテナを張っている人と、運命を拒絶し続ける人とがいます。運命を遮るものは固定観念です。人は固定観念によって、変化することのない安寧を得ることができます。一方で運命は、人を自分が全く予測不可能な方向へと導きます。