アート哲学・糸崎公朗blog3.2

写真家・美術家の糸崎公朗がアートと哲学について語ります

2018-03-01から1ヶ月間の記事一覧

国家革命と自己革命

【自己実現の一歩】心の中に主流として存在しているものを排除する。それはまさに革命である。しかしとにかく革命をして心の底にある自分の実際の感じ方を復権させることである。 自分を受け入れることが自己実現への道。(加藤諦三先生) 自己革命は一度な…

芸術とサブカルチャー

昨夜オン・サンデーズで行われた梅沢和木さんと筒井宏樹さんのトークは非常に面白かったのだが、梅沢さんはアニメやゲームや漫画などの影響を多大に受けていながら、現代アートをはじめとする美術の影響はほとんど受けて来なかった、という点がなかなか興味…

内田樹 検証Blog

www.toibito.com 内田樹先生の文章も、10年くらい前までの一時期は、それこそ片っ端から買って読んでましたが、今読むと色々とヘンな箇所に気づいてしまいますね… 例えばユダヤ教のラビと、キリスト教の神父や牧師を比較されていますが、そもそも新約聖書を…

芸大と学歴

ayaka-tanamura.net 誰かがシェアしていた記事でしたが、元の投稿が誰だかわからなくなって再検索して探し出しました。 最初に見たときは、大手メディアのインタビュー記事かと思ったのですが、改めて確認したら藝大生が本人のブログに書いた記事でした。 な…

www.toibito.com 内田樹先生の文章も、10年くらい前までの一時期は、それこそ片っ端から買って読んでましたが、今読むと色々とヘンな箇所に気づいてしまいますね… 例えばユダヤ教のラビと、キリスト教の神父や牧師を比較されていますが、そもそも新約聖書を…

外山滋比古 検証blog

president.jp かなり酷い内容の記事ですが、まず読書を「知識を詰め込むため」という風に一律に規定するのがおかしい訳です。 例えば小説ですけれども、小説というとは一般的に知識を詰め込むために読むものなのでしょうか? また、哲学のようないわゆる知的…

言語論と聖書

初めに言があった。言は神と共にあった。言は神であった。この言は、初めに神と共にあった。万物は言によって成った。成ったもので、言によらずに成ったものは何一つなかった。言の内に命があった。命は人間を照らす光であった。光は暗闇の中で輝いている。…

ボルヘス『詩という仕事について』抜き書き

私の信ずるところでは、生は詩から成り立っています。詩は、ことさら風変わりな何者かではない。いずれ分かりますが、詩はそこらの街角で待ち伏せています。いつ何時、我々の目の前に現れるやもしれないのです。#ボルヘス 詩という謎 #ボルヘス 『詩という仕…

対話と好奇心

私よりさきに生をうけた人々があらゆる有益で必須な主題を自分のものとしてとってしまったから、私は非常に有益な、または面白い題材を選ぶことができないのを知っている。#ダ・ヴィンチ それで私は、ちょうど貧乏のため一番あとから市場に到着したが、他に…

反省と分裂

人間、他人のことをとやかくいうのは簡単だが、自己反省というのはなかなかに難しい。何故なら他人は自分ではないから客観的に見ることができるが、自分は自分なのでそれができないのである。 だから自己反省をするには、自分をあたかも他人のように突き放し…

フロイト 精神分析入門 抜き書き

一般に患者に新しい治療施す際には、それに伴う苦痛はなるべく控えめに説明し、逆にその治療法法の効果については感情安心させるというのが、これまでの記録の定石でした(中略)しかし我々が神経症患者を精神分析によって治療するときには、それとは違った…